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HN:
-
性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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こんなにどん底に突き落とされた気分になったのは久しぶりのことだ。ほんとに。
試験の結果が最悪だった。
平均点もそんなによくなかった。
その平均点マイナス10点というのは、自分でも信じられなかった。
周りには絶対に負けない自信があったPharmacy Practice。
試験前は勉強した、しっかり準備したという自信もあった。

回収された試験問題と解答を閲覧する時間が設けられたので行ってきた。
自分の答えがどうして間違っているのか理解できなかった。重症である。
英語がわからないのではなくて、ニュアンスの取り方を間違っていた。要は、質問者が意図していることと違ったように問題を理解していたのだ。
昨日、私はそれを英語が母国語でないせいだとか、文化的違いのせいにしていた。時間が足りなかったせいにもした。

パニックになって教授にメールをした。私が今足りないのは"learning to think about things in a clinical way, and learning what issues to think about"
だと指摘された。さらに、こういう問題はアメリカ人学生にも起こるとのこと。

その指摘を受けてはっと気づいた。言葉のせいではなく、わたしの能力の問題なのだ。昨日の自分を恥ずかしく思った。言葉のせいにするのは留学生として失格だ。最低だと思う。もちろんそういうハンデはゼロじゃないとは思う。でもそれを承知で留学しているはず。他の学部ならまだしも、外国人という甘えは許されない薬学部。卒業後もこっちでやっていく覚悟で入った以上、アメリカ人と同等なのは当たり前だ。言葉のせいにしている限り、アメリカ人より出来なくて当たり前って自分で自分をあきらめているようなもの。言葉のせいには二度としないようにしなきゃと反省した。

もう1つ、私は自分の能力を過信していたところがある。教授が指摘する「臨床的な判断力」について、私自身、自信があった。でもそれは何も根拠のないものだった。考えてみると、日本でそういった能力を要求されたことはあまりなかったのではないだろうか。学生の立場では観察するだけで、実際に判断した経験はほとんどなかったのかもしれない。国家試験対策では教科書的な答えは1つで、あとの選択肢は絶対に間違いだった。でもここの問題は、「症例の患者に対して一番適切なのは?」となる。テキストの丸暗記では通用しない。私にはそういった能力が欠けていたのか、あるいは日本でその能力を身につけなかったのか・・・。

初心にもどって、一からやりなおし。
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