■ 3月11日

このたびの地震で被害に遭われた方々に対し、深くお悔やみ申し上げます。

すでに5日が経っている今もなお
犠牲者の数は依然としてわからないまま
さらに原発そして停電など、様々な不安を抱えている日本。
ニュースを見るたびに、今すぐにでも帰国したい思いに駆られます。
周囲に日本人がいないという日常のなかで外国人として生きているなかで、
日本人としての誇り、そして思いがあってこそがんばれている自分がいます。
今回の未曾有の災害で日本がどうなるのか、不安に思う自分と、
復興にむけて自分に何が出来るのかという思いに駆られている自分もいます。

3月11日、この日は私にとって、
多くの日本人同様、忘れられない日になるでしょう。
私はこの日の朝、何も知らずに出勤してカンファレンスに参加して、
患者さんのデーターチェックなどして、病棟に向かう途中の9時前に、
何気ない世間話で地震のことを知りました。
地震がおきてから8時間以上も知らなかったというのはショックでした。
家族と連絡が取れるまでは非常に長く感じました。
何とか無事を確認し、午後からは職場に戻りました。

実家は都内に近いというのに、液状化で家は傾き、断水、
そしてガスも使えないなど、不便な日々が続いているようです。
それでも家族は月曜日から出勤していると聞き
アメリカでは考えられないなあと、
日本人のタフさに驚かされています。

こちらでも地震や原発のニュースは大きく取り上げられています。
こちらの報道と日本国内の報道の両方を観るとその違いに
驚かされるばかりです。
同僚からもたくさん声をかけてもらっています。
日本人であることに誇りをもって
日本人である私がこちらで何ができるのか
考えていきたいとおもっています。