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HN:
-
性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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今日は朝一の授業で先生が教室に入ってくるなり私の席に近づいてきて、
「ここの教育はどうだね?」
なんて感じで突然聞かれた。
とりあえず、「動態はとても日本の教え方と似てる」って答えておいた。あと、日本では2-コンパートモデルの次に3-コンパートメントモデルもやったし、基本的に公式は全て暗記した(ここでは公式一式が試験問題とともに配られるので暗記する必要がない)って自慢しておいた。反対に、Biochemistry(日本では有機化学と衛生に近い)は日本では合成反応に力を入れていた分、こちらで今やっている構造式をみて代謝経路を予測したり、CNSへの移行性や半減期を比較するという内容(今週はBarbituratesとBenzodiazepines)が新鮮だという話もした。
後になってからもっと考えたり思ったりしたことがあったな~なんて思った。朝一でなければ、もっと踏み込んだ会話が出来たのにと思った。

この教授、超がつくくらい親日派。この間の試験のときなんて、答案を提出したときに
「アリガトウゴザイマス。」
って言ってきたよ。この先生は私の英語も一度で完璧に理解してくれる。この先生はオーストラリア人でアクセントがアメリカ人とは少し違うことが関係しているのかもしれない。英語圏の外国人は見た目はアメリカ人と変わらないけれど、日本のことにとても興味を持ってくれたりするところが、やっぱりアメリカ人とは違うなあ。。。と考えさせられる。アメリカでは外国人のほうが外を向いている気がする。日本でのアメリカ人に対する印象もそうなのかもしれないけれど、実際は日本にいるアメリカ人がそうなのであって、アメリカ、しかも保守的な土地柄のここカンザスでは当てはまらないようにおもうのだ。

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昼間はまだ30℃ほどまで上がるけれど、朝晩は10℃以下にまで下がることも。すっかり秋らしくなってきました。もう少しすると、落ち葉でキャンパス内の通りが埋もれてしまいます。

先週は初めてクラスで発表する課題がありました。あがってしまって、最初はしどろもどろになったけれど、なんとかなった。本当はうけを狙ってた箇所があったのだけど、前の席の子がニヤリとしたくらいで、しーんと静まり返っていた(汗)。でも、友人によると、教室の端で聴いていた教授は爆笑していたらしいのでよしとしよう、と勝手に満足してみたり。

来週は今学期の山場。試験だらけ・・・。というわけで、今日はこの辺で。

昨年、アメリカ人学生によく言われたのは、「薬学部レベルの授業を母国語でない外国語で受けるなんて想像できない」ということ。しかも、私の乏しい英語力が大きく影響していることは間違いないのだが、何人かのグループで宿題や問題を解く際、私が何を言ってもあまり信用してくれないことが多々あった。試験の答案が返されるとき、皆安心したいのか、
「どうだった?」
と私に聞いてくる。私が自分の点数を言うと目を丸くしていたことも(しかも、自分の点数は教えてくれない・・・まあ、興味はないけれど)。彼らにとって、自分の点数が留学生よりも低いというのは受け入れがたいことのようだった。

と、ネガティブな出来事を書いてしまったけれど、こういったことが私のなかで、良い意味でのモチベーションになったことも事実。「留学生=落ちこぼれ」という皆の先入観を私が逆転させてみたいと思った。

今年に入って、何人かのアメリカ人のクラスメイトに言われたこと。
「あなたにとってKineticsなんて全て復習だからつまらないでしょうね?」
とか、ある問題について質問されて答えてあげると
「だって、もう日本の薬剤師だもんねえ・・・。解けて当たり前だよねえ。」
と私が出来て当たり前という顔をされてしまうようになった。先日もKinetics(薬物動態)の教授に話しかけられ、
「私は入試委員会のメンバーだから君のバックグラウンドは全て知っているよ。この授業はすべて復習だよね・・・」
と。とはいっても私にとって記述式のクイズや長文の問題はまだハードルが高い。しかも、先週のLabのようにどうにもならずにつまずくこともしばしば。平均点ギリギリの時も多くて、新学期早々成績を心配していたりする。周囲の見る目が変わったことはうれしい反面、今年はある意味で逆のプレッシャーを感じてしまう。「出来て当たり前」という。。。。正念場だな、と思う。

新学期が始まって早々、落ちこんだ。色々と・・・。

2週目のLabは電話で医師(厳密には看護師や受付の人など、院内の職員で処方医に指示された人なら誰でもよい)から処方箋を受け付ける練習と、他の薬局に処方箋のTransferを依頼する電話の練習。患者や医師の名前の聞き取りでつまずき、医薬品名でもつまずいた。教官が医師や薬剤師に扮して電話をかけて来たり受けてきたりしたので、何度聞き返しても怒られはしなかったけれど、これを実際の薬局でInternとしてやるとなったら間違いなく仕事にならない。Pharmacy Practiceの授業でも今学期はCounselingがメインになっていて、今週の金曜日にはクラスの前で発表することになっている。

夏休み中に大手Retail 薬局のInternship Programに参加した友人が、今学期も続けてその薬局でInternとして働いている。彼女は私に次いで米国滞在歴の浅いクラスメイト。彼女がInternを始めたと聞いて焦ってしまう。先週は夏休みに何をしていたか、っていうのがクラスメイトの間での話題だったのだけれど、みんなInternとして充実した夏休みを過ごしていたようだ。中には先学期中から、カンザスシティの大学病院(Residency Programがある)で働いている人もいて、彼らは片道45~50分かけて通っている。そういう人の多くは、将来のResidencyのことを考えてIntern先を見つけている。
私もそろそろ実務に慣れていくことを考えないと・・・と思っているものの、病院は競争率が激しくてなかなかみつからない。しかも私の場合、長期の休みの間に合法的に週20時間を越えて働くことは出来ないのがネックだ。

去年、市内唯一の病院の面接を受けたものの受からなかった。今年再挑戦するつもりで、冬にその病院で車椅子を押すボランティアをした。今年も8月に募集するのかと思っていたところ、今年は夏休みの間に既に新入生を雇っていた。。。。カンザスに戻ってすぐに薬局長に連絡をとり、私がその病院でインターンをしたい理由や、ボランティアをしてきたこと、大学でうまくやっていけていること、英語も上達したことなど、いろいろと説明して訴えたけれど、どうやら無理みたい。2週間前にメールでとりあえず会ってくれると言ってくれたのだがその後音沙汰なし。昨日、他の病院2箇所にApplyしてみたので、とりあえず連絡を待ってみようと思う。そこがだめなら、市内の例の病院に無給でも良いからとか、2週間に1日でも良いからとか、それでも駄目なら定期的に臨床薬剤師にShadowingさせてもらうとか、交渉してみようと思う。

クラスメイトの1人がPharm.D.コースを辞めた。夏の間に色々と噂されていたらしいのだが、私は今学期に入るまで知らなかった・・・彼女とはPre-PharmacyでPhysiologyのクラスを隣の席で受けたのがきっかけで、薬学部に入ってからも、時々話をする仲だっただけに、ショック。。。面接対策で色々とアドバイスをくれた恩人でもあったのに。どうやら、Biology専攻に変えたらしい。ずっと低学年のBiology LabのクラスのTAをしていたから、Biologyと聞いて不思議には思わない。彼女はPCATで高得点をマークしていて、早くに面接に呼ばれて私よりも2ヶ月以上も早く合格通知を受け取っていたから、期待されていた学生の1人だったはず。辞めた理由はわからないけれど、彼女が成績不振だったとは思えないから、きっと薬剤師の仕事や薬学部に失望したか、自分に合っていないと思ったのだろう。実は、先学期中、休み時間や放課後に泣いている彼女の姿を何度か見かけた。一度、心配になって彼女にメールを送ったのだけれど、返事は無かったし、もともと周囲に干渉されるのが嫌いな性格なので、そっとしておいたほうが良いのかな・・・と思っていた。でも、こんな風に知らないうちにいなくなってしまうのは悲しい。

彼女のように、Pre-Pharmacyを2年で終えたストレート組はすでに化学などの学位を持っている学生に比べ初めて習う内容も多いから、クラスについていくのが大変だと思う。しかも社会人経験のある学生の場合、薬剤師になる明確なモチベーションがあって薬学部に入ってくる場合が多い一方、ストレート組の中には、なんとなく薬学を選んだ人も多いのではないかと思う。そういう意味でも、若い学生ほどある種の迷いを生じるケースがあるのかな・・・と感じている。

以前、薬学部のある教授から聞いたのだけれど、どのクラスでも3~5人くらいの学生は落第などの理由で卒業前に薬学部を去っているらしい。それを考慮して、1学年105人なのかな。。。とも思う。でも、1人30分も面接をして志望動機などを細かく確かめて選抜しても、実際には自分の意思で去る学生がいる。何年も薬学部の入試に挑戦している人のことを考えると、理不尽な世界だなあ。。。とも思う。でもこれが現実だ。
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