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HN:
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性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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週20時間前後の病院の仕事をしつつ、
夏学期の研究内容を思案しつつ、
まったりと夏休みを過ごしています。

今週は、クラスメイトでもある同僚のインターンが風邪をひいたり、
掛け持ちしている薬局のシフトの都合などでシフトに出られなくなって、
急遽その日の午後に出勤。。。なんてこともあり、
週末を含めて週6日仕事なんてめずらしいことになってます。

日によって忙しさに差があるのですが、
暇なときには、自分の研究用に工具用メジャーを持ち込んで調剤室をウロウロ。
すると大抵「何やってんの~?」なんて聞かれ、一人ひとりに説明する羽目に。
長い距離を測るときには、すぐに飛んできて片方を持っていてくれるクラスメイト。
ちょっぴりおかしな光景だったはず!?

仕事に慣れてきて、電話を日に10回以上出ることも珍しくなくなった今日この頃。
もちろん、聞き返すこともあるけれど、なんとか仕事にはなってる感じです。
今、次のステップとして考えている課題、それはHand Writing、
つまり手書きのオーダーをいかにして読めるようになるかということなのです。

いまどき、アメリカでも一部の病院では電子カルテが導入されているようですが、
私のインターン先のシステムは、他の大多数の病院のシステムと同じような、

手書きオーダー
  ↓
 Fax
  ↓
 薬剤部へ
  ↓
薬剤師がコンピュータの画面上で確認しデータ入力
  ↓
ラベル発行(日本の薬袋と同じ)
  ↓
インターンまたはテクニシャンが薬を用意しラベルを貼る
  ↓
薬剤師が確認
  ↓
 病棟へ

あるいは、

薬剤師がコンピュータの画面上で確認しデータ入力
  ↓
Automated Dispensing Cabinet (Omnicell)へデータ転送
  ↓
看護師が病棟のOmnicellから薬剤を取り出す

という流れなのですが、始めの頃、オーダーが手書きなのに
その紙が薬局に無いのが不思議でした。
Faxをするのに、データは紙にではなく、コンピュータ上に送られるなんて
思ってもみなかったので、自分の感覚がちょっと時代遅れなのが恥ずかしかったのを覚えています。

さて薬局が忙しくなると、薬剤師のデータ処理が
薬剤師が日常会話で思わず使ってしまうところの
いわゆる「律速段階」になるわけです。
すなわち、そこで詰まり流れが滞ってしまうのです。
医師への問い合わせ、医師からの連絡待ち、投与量の計算、さらに薬剤選択など
大抵忙しそうにしています。
そんなときは決まって薬局への電話も多くなります。
基本的に、電話応対はインターンかテクニシャンの仕事です。
テクニシャンはどうやら電話に出るのが苦手らしく、
インターンがいるときはインターンが率先して出ている印象です。

忙しい日には、例の律速段階の影響で看護師が病棟からFaxを送っても、
なかなか薬が届かないという事態が頻繁に起こり
電話が鳴り続けることもしばしばです。

その場合インターンはまず、患者の使用薬剤リストをコンピュータ上で確認。
もし看護師の問い合わせた薬剤がリストに載っていれば
既に薬剤師が処理、つまりGoサインを出した薬剤なので
何らかの理由でその薬が病棟で無くなった
あるいは届かなかったと判断します。
インターンは、その薬剤の使用歴や投与時間等をモニターで確認、
ラベルを再発行し、薬剤を準備します。
薬剤師に確認してもらい、看護師が取りにくるか、インターンが届けて解決という流れです。

ところで、もしオーダーがその使用リストに載っていない場合、
それはFaxが送られていない、あるいは薬剤師による処理待ちということです。
後者の場合が私にとって厄介なのです。
最近まではその段階で薬剤師に電話をつないでいたのですが、
そんなときは薬剤師も電話中ということも多いから困ります。
他のインターンを観察してようやくわかったことなんですが、
この場合、コンピュータの別のソフトを起動すると、
処理待ちリストを確認できます。
処理待ちの中には、医師への問い合わせ待ちのものもあれば、
単に、処理の順番待ちという場合もあります。

病棟名や患者番号から、その患者のオーダーを見つけてクリックすると、
Faxされた手書きのオーダーを見ることができます。
問い合わせ待ちと判断できれば、そのまま薬剤師に繋いで
担当看護師と話をしてもらえばいいですし
処理待ちの場合、何番目であと何分以上かかるから
緊急ならば再度STAT(緊急用としてすぐに処理される)を送るように伝えます。

ここまでは、大抵のインターンがやっていることなのですが、
今の私には、この手書きのオーダーを読むのが高いハードルなのです。
大抵、あきらめて薬剤師にバトンタッチということが多いです。

テクニシャンの場合、ほとんどがコンピュータの画面を確認することなく
薬剤師に繋いでいるようですし、レベルは人によりさまざまです。
仕事の内容を細かく言われていないので責任の境界が難しいところですが
おそらくインターンはそこまで出来なくてもよいはずです。
でも、人によってはさらにオーダーの詳細を読んで
看護師の質問に答えられる人もいます。
答えられなくても、薬剤師に内容を伝えて、薬剤師と一緒に調べたり
議論したり・・・なんてことも見受けられます。
そこまで踏み込めれば学べることも多いのは事実です。
ただ今の私の場合、自分の口から説明するよりも、
そのまま薬剤師に繋いで看護師のから再度説明してもらったほうが
確実でしかも速いので、そこまで出来ずにいます。

さて、次のステップ制覇まで何ヶ月かかるのでしょう・・・。
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こんにちは
管理人さん、こんにちは!!いつも楽しく読まさせていただいてます!!日本から帰って来て、さっそく慌しい日々のようですね!!夏休みが終わる頃には、きっと充実した期間となっていることでしょうね!!
ちなみにカンザスの気候は年間通してどんな感じですか?
私が住んでいるサンフランシスコより南側は、先週からいっきに暑くなり、日差しがとても強く、36度を越す日が続いてました。またちょっと今は下がってますけどね!!ジリジリしていて、あっというまに日焼けしてしまいます・・・日本みたいに湿気がないので、とても過ごしやすいです。アメリカ人曰く、アメリカの中でも私の住んでいる地域らへんはもっとも過ごしやすい地域で有名だそうです!!

ちなみに、夏学期の研究内容のテーマはどんなことなんですか?それは学校からの課題なのでしょうか?工具用メジャーを片手に調剤室で頑張っておられる光景を想像しまして、どんなことなんだろうってちょっと気になってしまいました(笑)
それと、管理人さんが今、行ってらっしゃる病院は、新たに見つけられたのですか?それとも先学期からのインターンの続きですか?Retailがだめになったことでどうされているかなって気になっていまして・・・もしもインターンだとNAPLEXを受験される前のインターン時間にカウントされるものですか?質問ばっかりになってしまってすみません。。お時間あるときでもちろんかまいませんのでよろしくお願いします。
シーズー 2008/06/25(Wed)11:01:58 編集
Re:こんにちは
シーズーさん、お久しぶりです。
カンザスは広いので北東部のことしか解らないのですが、この辺りはまだ今のところ30℃を超えるか超えないか位です。でももうすぐ40℃を超える日も来るとおもいます。真夏に毎年数日は華氏で100度を超えますよ。基本的に年中乾燥してますが、今の時期、雷雨や嵐が多いので雨が降ると湿気も上がります。先週は雹(ひょう)も降りました。冬は年に数回は雪が積もります。真冬は昼間にマイナス10℃ほど、夜中にマイナス20℃ほどの時期もあります。それと、竜巻がオクラホマに次いで多いことでも知られています。今のところ、Warningは3年間で2回経験してますが、実際に近くまでやってきたことはないです・・・。そういうわけで、日本に比べ気候は厳しいです。やはりCAあたりが一番気候に恵まれた地域でしょうね。

研究はCPTをするために必須のコースの課題です。他の大学のことはわかりませんが、KUでは留学生の場合、Off Campusでのインターンシップをカリキュラムの履修に必要なものという位置づけにするために、毎学期、1単位のIndependent Studyのコースを取らなきゃいけないんです。研究テーマは全て自分で考え、学期末にペーパーを提出します。これによってインターンシップのCPTの許可が合法的なものになっている訳です。
私のボスはあまり私の研究には協力的ではない(アメリカ人ならこんなことをしなくてもいいですから。。。)のと、患者データは使えないので、いろいろと制約があります。先学期のデータをなんとか使って、この先数学期は解析していこうと思ってます。最終的になんらかの形でまとめられたら、、、と思ってます。研究内容は今のところ公表できないのですが、キーワードだけ。。。日本は薬効順で並んでいることも多い調剤室ですが、アメリカでは常にアルファベット順ですよね?そこの違いを調べてみようとおもってます。これなら患者データも要りませんし、データ収集もボスに頼まなくてもできますし。

今、働いている病院は先学期から働いているところです。Community Pharmacyとの掛け持ちが出来れば良かったのですが、CPTの申請は夏学期が始まる前までに済ませなきゃいけない関係で結局断念しました。その代わりにCPTが無くても就労可能なOn CampusのHealth Centerに応募して先日の面接を受けてきました。でも、夏休み中はClerkshipの学生の指導で忙しいので秋学期からのインターンを探していることがわかりました。もしそこが採用になって、病院とのスケジュールが合えば、秋学期に掛け持ちすることも考えてますが、今のところは微妙です。。。そんなわけで夏休み中はこの病院だけで働いてます。インターン免許は持っているので、インターン時間にカウントされていますよ。3カ月おきに忘れずに時間数を申請しないといけないんですけれどね。

Retailの件ではいろいろありましたが、今の病院で他のインターンの代わりにシフトに入ったりしているので、暇すぎず忙しすぎず夏休みを過ごしてます。
シーズーさんも夏休みでしょうか?CAの素晴らしい夏をEnjoy出来るといいですね。
【2008/06/25 14:12】
返信ありがとうございます
カンザスは気候の変化が激しいのですね。。。冬はマイナスなんて東京出身の私には未知の世界ですね。。。そんなに温度差が激しいところだとは思いませんでした。ブログでも気候のせいで休講になることもあるっておっしゃってましたもんね。自然の災害は防げないものですが、雹や嵐などは運転の時はおそろしいでしょうね・・・運転はくれぐれも気をつけてくださいね★

研究内容のテーマについてのお答え、ありがとうございます。ただでさえハードな勉強に+αでやらなければならない課題なんですね。。。そういうところで、留学生としての制限がもどかしいですよね。。でも、人生、無駄なことはないと思いますし、ちょっとしたことでいろんな発見につながると思います。ちなみに、私は日本でチェーン店の調剤併設のドラッグストアで働いていたのですが、私の会社はあいうえお順でした。っていうのも、社内での異動が多いため、異動してもすぐに場所がわかるようにとのメリットを取っていました。私は個人的には薬効順の方が、薬の名前だけじゃなくて、薬効と一緒に覚えられるからいいなって新人のときによく思っていました。たしかにこっちではgeneric nameのアルファベット順ですよね。日本では薬の箱に簡単に薬効作用が書いてあることがありますが、こっちはgeneric& brand nameだけで、薬効に関しての記載がボトルにないため、メモして自分で後で調べないといけないので、もどかしく思ってしまいます。

私は、今日でfinal examが終わり9ヶ月間のtech programのcertificateを修了しました!!一つのことをやり遂げたことがとてもうれしく思っています。私はOPTをするため今のカレッジのAS degreeをとるために、あと1教科必要なので、summerにとります。終わって一息つきたいところですが、今週末に引越しを控えており、しかもquarter制のため、もう来週から6週間のクラスがスタートします。大の苦手なESLのため、気が抜けません。。私もon-campusでバイト(pharmacyとは関係ないところです)を見つけたので、短い期間ではありますが、頑張ります。それと同時に仕事探しも始めなければならないので、忙しい月になりそうです。
管理人さんもドクターのハンドライティングのハードルぜひとも乗り越えてください。こればっかりは本当に慣れですよね。。一つ一つの仕事にとても責任をもっていらっしゃいますし、その姿はまわりの方にも伝わってるはずですし、何よりも信頼を得られているのではないかと思います。このステップの制覇、応援しています!!
シーズー 2008/06/27(Fri)13:22:03 編集
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