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2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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あと2週間で今学期も終わり。
この夏はRetailのサマーインターンシップと病院を掛け持ちする予定でした。
先週、このRetailが採用を取り消してきました。
プログラム開始まで一ヶ月を切っているこの時期、
すでに他社のプログラムの出願は締め切られている上、
CPTの手続きなどもあるので、
かなり参ってしまいました。
このRetail、外国人薬剤師の就労ビザをスポンサーしていることでも有名です。
今回のことがあって、外国人はたとえ薬剤師の資格があったとしても、
Residentでないかぎり、所詮この国の底辺にしか存在できないんだなって。
そんな悲観的な現実をつきつけられました。
表向きには、私のCPTの就労許可が大学の夏学期最終日である7月下旬までなので10週間のプログラムの最後まで参加できないからという取り消し理由になっているのですが、これがあくまで表向きな理由だってことは、今までのやりとりで明らかなわけで・・・。
面接でもその前の説明会でも私がNon-residentだということは伝えてあったのですが、なぜか担当者がそのことを忘れていたらしく、先日ひょんなことでこのことをメールで触れた途端、私のApplicationが外国人薬剤師を採用する本部に転送され、そこから担当者の名前さえない一方的な確認メールが送られてきました。
その内容は、「現在F-1ビザなら将来H1Bのスポンサーシップが必要なんじゃないですか?」というものでした。
そして私がF-1ビザだと確認した翌日、たった一文の事務的なメールで、今回はいかなる就労機会もオファーできませんと通知してきました。一ヶ月前にすでに採用通知を受け、手続きが始まっているのにです。
実は、連邦の法律では合法的に就労できる許可を持った人に対して、雇用側はその許可の種類で就労の差別をしてはいけないことになっています。このメールのやりとりで先方が私のビザのステータスにこだわっていることは明らかでした。なので、法的な差別にあたるのでは、という内容のメールを送りました。
そして一昨日、今度はまた別の部署からやはり名無しのメールが送られてきました。どうやら法的なことを処理する部署のようでした。そして、今回の採用取り消しは私のCPTでの就労許可の期間がプログラム最終日までではないことが原因で、先方には全く否がないし差別にもあたらないというものでした。
ただ、去年このプログラムに参加したルームメイト曰く、夏学期も授業をとっている人や他の仕事を掛け持ちしている人がミーティングを休むことはよくあり、途中までしか参加しなかった人もいたとか・・・。また、今回の説明会でも用事などがあれば各Storeでシフトなどを調整してもらえると言っていて、あまり厳しくない印象でした。それだけに2週間くらい参加できなくても大したことではないというのが、複数の友人の見解だったのです。それに油断していた私もいけないのですが・・・。
今回のやりとりを振り返ると、会社として将来就職してくれる学生を増やすという思惑でやっているこのサマープログラムに外国人を雇うのはメリットがないと判断したと考えるのが妥当なのです。米国でPharm.D.の学位をとったとしても、H1Bビザが必要ならば所詮外国人薬剤師と同じように限られた地域でしか雇ってもらえない立場です。しかも、昨今のビザ発給状況を考えると、会社側もあてにはできないでしょうし。
そんなわけで、期末試験前にも関わらずこの夏のオプションをいろいろと模索しています。ただし時期も時期なので、職探しは難航してます。おそらくこの夏は、金曜と週末の病院の仕事だけになってしまうでしょう。
去年の秋学期が始まった頃、クラスメイトは皆インターンを経験して一回りも二回りも成長していました。一方の私は日本で働いていたので、なんだか遅れをとってしまったような気がしたのです。だからこの夏は、まだ経験の無いCommunity Pharmacyでインターンをしつつ、病院の仕事にも慣れていこうと思っていたんです。それだけに今回のことは残念です。
外国人として私はこの国にお邪魔して住まわせてもらっているって考えたら、ちょっとは納得できるのかなって。よその国にいるのだから対等でないのは仕方がないのかなって。
そんなことを考えた一週間でした。
本文を読んで、私もとっても悲しくなりましたし、コメントせずにはいられませんでした。
何より、international studentということをあらかじめ伝え、すでに手続きが始まっている段階での急な取り消しはほんとうに怒りを覚えます。
こちらは手続きに関しては、アメリカという国柄のせいもあるのか、たまに信用できないこと多々ありますよね・・・一度引き受けておいての取り消しはほんとうにひどすぎますよ・・・・
本当に残念でなりません。
管理人さんのことですから、その去年のクラスメイトの様子からも今年はチャレンジしようときっと時間はかかりながらも、準備されてきたのでしょうし、努力もされてきたのでしょうから、その意気込みと挑戦したいという気持ちをぶつけるところが、減ってしまったこと、本当に私も悔しいです。外国人という扱いによって、ビザのことを初め、制限されてしまうことたくさんありますが、せっかくのその大切な気持ちを我慢していかなくてはならないことは、とってもくやしく思います。
試験のことよりそのことが気になって、勉強もてにつかないほどですよね、きっと。
何もできないんですが、期末試験無事に終えられることと、なんとかまた新たな場所へ、もっともっといい場所で管理人さんが頑張れること、願っています。
辛いとき、自分の悲しみをわかってくれる友人が周りにいるってとても幸せなことだなってことにも改めて気づきました。
それと、大学の中でだけはアメリカ人と対等なのだから、やっぱり今自分ができることは勉強かなって思いました。将来後悔だけはしたくないですしね。一生懸命やって駄目なら、それは仕方ないって思えるようにしたいです。
今度はもっと明るい話題を載せられるように、がんばりますね!