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-
性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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カンザスに戻りました。
12月は19日に期末試験が終わり、その週末はインターンの仕事。
そして25日は祝日の10時間シフトで働き、翌日早朝に帰国。

慌しいうちに飛行機に乗り、成田についたら研究室の同窓会に直行。
その翌日から友人との再会ラッシュでした。
今年は帰れるかどうかわからないというのが頭にあったので、
何年も会っていない友達とも会って、いろいろと情報交換しました。

日本ではあと数年で薬剤師は就職難になるそうで、
ちょっと周囲に心配されてます。
こっちで就職するにも、景気が悪ければ就労ビザの取得もますます難しくなるだろうし。どうなるのだろう。。。。

秋学期はいろいろなことがあって、勉強に集中できなかったけれど、
成績は結果オーライでした。切羽詰まればなんとかなるものですね。

先学期を通じて感じたのは、基礎分野の講師陣の素晴らしさ。
日本にいたころは思ってもみなかったいろんな発見があったし、
将来、役に立つ知識を思い切り吸収した4ヶ月でした。

その反面、薬物治療学に関しては期待はずれな講義も多く、
試験問題も腑に落ちない質問が多かった。
ガイドライン一辺倒ではなく、もっと暗記に頼らない方法はないものかと思う。
基礎があやふやだと、どうしてもそこを避けて教えようとする。
そうすると、中身の無い講義になってしまう。

その点、基礎科目の先生は、臨床が専門外でありながらも、
治療について臨床に丸投げするのではなく、
薬剤師向けの生涯学習サイトで勉強したり、
その分野の認定薬剤師に確認をとったりする
その真摯な姿勢に感動しました。

時間ができたら、もうすこし詳しく振り返ってみようと思う。
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今学期はまだまだ、だと思っていたのに、
あっという間にあと2週間で終了です。

ブログを休んでいた間、いろんなことがありました。
今までの人生の中でも、とっても大きな出来事でした。
不幸なことだったけれど、学んだこともたくさんありました。

ここカンザスで出会った私の数少ない日本人の友人の1人に不幸なことがありました。
今振り返れば、こんなことにならずに済む選択肢が何度もあったのにと思うと、
悔やんでも悔やみきれません。
10月上旬から、私は勉強どころではありませんでした。
自分のことだけに集中できる環境がいかに貴重なことなのか、ということを
つくづく感じました。
薬学を学んでいる、そして医療関係を職業に選んだのだから、
私が友人を助けるのは当たり前だという思いはありました。
でもその一方で、友人が命にかかわる問題に直面している中
休んでしまった授業のことや成績のことを気にしている自分のことが情けなかった。

今振り返ると、こんなに必死だったことって、留学生活でも初めてだったかもしれない。
彼女が体調を崩しているのを知って
簡単な日本食を作ってアパートに持っていくと、冷蔵庫の中はからっぽでした。
彼女は私よりも日本人の友人がたくさんいるのに、
そして私よりも早くから彼女の体調のことを知っていたひともいるのに、
電話をする以外、行動に移した人は誰もいませんでした。
そのとき私は、日本の大学時代の友人を思い出していました。

私は大学3年の時、同級生を亡くしました。
最後に彼女と会った、金曜日の放課後のコピー機の前での
会話は一生忘れないと思います。
そして、このときの自分の周囲への無関心さを
何度も恥じました。
人は忙しいとつい周りのことに無関心になりがちです。
そんなときでも気を配れる人が本当の意味での友人だと思うし、
人として優れていると思います。

あの時の教訓を今回生かせたかと聞かれると自信はないけれど、
大変なときに私を支えてくれたルームメイトやクラスメイト、
職場の上司、友達には感謝の気持ちでいっぱいです。

患者の側から見たここアメリカの医療システムは、
今まで私が見てきたものとは違っていました。
私がアメリカで薬学を学ぶ意義を考えたとき、
私は本当に正しい道にいるのだろうかとさえ疑問に思う出来事もありました。
負の側面を学生の間に見られたことは私にとって大きな経験だったと思います。

あと2週間で今学期が終わります。勉強に集中できなかった時期があった分、
挽回するのに必死です。でも、今学期はどんな成績でも甘んじて受け入れようと思う。

来月、私が一時帰国するまで、友人は日本でがんばっているだろうか。
ふと、そんなことを思う。日本に戻れたことだって奇跡に近いことだった。
だからもう一回くらい奇跡が起こってもいいじゃない?

秋休みが終わり、今学期もあと半分。
でも実際は11月が山なので、まだまだ先は長いです。

やっとインターン先のシフトが大体決まったので、
年末年始の帰国が決まりそうです。
夏に会えなかった友人がたくさんいるので、
なんとか調整できたらいいなと思うけれど、
日程的に結構キビシイかも・・・。

今学期が始まる前、5年生は楽だって誰かが言っていたけど。。。
ぜんぜん楽じゃないのです。
仕事で週末が潰れることも影響大なのかもしれないけれど、
周囲が本気モードになっているせいかもしれません。

私の学年はどうやらここ数年でもっとも優秀なクラスらしく、
3年生のころから、平均点で先生たちの度肝を抜いたこと数知れず。。。
平均点はほとんどが90点前後。。。
だから結構プレッシャーなのです。
ちょっとのミスが命取りって感じの。。。。

ところで、最近の私は平均点と同じ点数では不満なのです。
最近は特に、ちょっとした問題の解釈の違いで、
ミスを連発しているのです。
一応、試験後にアピールを提出しているのですが、
アメリカ人にはわかりにくい解釈らしく、
結局、無駄なアピールに終わるんですけどね。
これは、英語がどうこうっていうより、
何か周囲と違う思考回路が働いているってことらしく・・・。
ある教授にはOver Analyzeしていると言われた・・・。
そんなことに加えて、英語の解釈のミスをすると、
あっというまに10点は落としてしまうから貯金が0。

そんなこんなで、自分の力がうまく点数に反映されていないような
気になってしまう今日この頃。
こんなこと書いていると、私って成長してないなって思ったりもする。
成績なんて、将来はたいした意味もないのかもしれない。
でも、外国人である以上、アメリカ人と同じじゃだめなんだっていうのが
自分のモチベーションにもなっている。

昔、後輩が言っていたことを思い出す。自分は誰々よりも絶対に勉強している
はずなのに、成績は自分のほうが下なのが悔しいって。
日本にいたころ、私はそこまで勉強したことが無かったので、
そんなことを自分が思ったことはなかった。
だけどその時に思ったのは、他人がどれくらい勉強しているかなんて、
誰にもわからないはずだって。だからそれを自分と比較することは
できないはず。自分が自分の成績に満足できないのには、
何か自分自身の勉強方法に問題があるからじゃないかって
そのときに後輩を見て思ったっけ。

今の私の勉強法にも何か問題があるんだと思う。
100%の力を出せたのなら、点数の良し悪しは気にしないって人もいるけれど、
自分を信じられるのは自分だけだし、
自分の限界を決めてしまったらそれまでだから、
まだまだ上に上がれるって思ってやっていきたい。
今年一番の挑戦が終わりました。
それはClinical Skills Competitiopn のLocal Competition。

今年KUでは例年の半分にも満たない、5組の参加しかありませんでした。
5年生同士のペア、6年生同士、そして5,6年生の混合ペア。

私はというとクラスメイトでもあり、インターン先でも一緒に働いている友人と
ペアを組んで挑戦しました。
時間の使い方、プレゼンテーションでのディフェンス、
そしてなによりスキルがまだまだ未熟なことを改めて痛感しました。

今年の優勝者は、今年3度目の挑戦だった5年生の二人。
二人は今年のASHP Mid-Year Meetingで
National Competitionに挑みます。

過去のCaseや模範解答を研究したり、
準備に時間かけたけれど、振り返ってみるとやはり
「経験」の差は大きかったのだなと思います。
そして二人一組でやることの難しさがわかりました。
お互いの力量を把握すること、コミュニケーションが取れること、
協調性、そしてお互いの信頼。
いろいろな要素が重要なんだなと思いました。

このCompetitionに挑戦することは3年間の目標のひとつでした。
プレゼンテーションがあるし、私は外国人だから無理かなとか
そんな風にネガティブ思考の私は去年と一昨年
挑戦する勇気がありませんでした。
そして、こんな私とペアになってくれる人はいないと思ってました。

数週間前、このCompetitionの日程が発表されたとき、
私は駄目もとで、一人の友人に頼んでみました。
彼は私が尊敬しているクラスメイトの一人です。
週に20時間以上病院で働いていますが、
授業を休んだことはないし、病院で皆に慕われています。
そして何より、看護師からの問い合わせに
いつも誠実にそして的確に答えている姿をみてきました。
この友人となら十分に戦える・・・と思っていました。

でも、アメリカ人にとって留学生とペアを組むことは
重荷ととられてしまうのではないか、
勝ちに行くならば、アメリカ人と組みたいだろう・・・。

そんなネガティブな考えが頭にあった私は、
今年も挑戦することを半ばあきらめていました。
だから、私の頼みを
”That would be cool!"
とひとつ返事でOKしてくれた時はとても感激しました。

そして私は今年初めて挑戦することができました。
結果はさんざんだったけれど、
挑戦したことは私にとってよい経験になったし、
どんな山も乗り越えていけるんだなって
思えるようになりました。

この先一年、たくさん、たくさん修行して、
来年、リベンジしたいと思います。

今週と来週の2週間は、私のKU生活の中でも忘れられない時間になるだろう。
3年間、悔しいことも、落ち込んだことも、泣いたこともあったけれど、
そのおかげで今の自分があるんだなと思う。

3年間の集大成となるイベント。この山を越えたとき、
きっとまた何か得られるような気がする。
今は後悔しないようにただひた走るだけだ。

そして、信頼できる友人に出会えたことに感謝。
自分を変えてくれた、そして応援してくれている周りの人たちのためにも、
全力を尽くしたい。

 

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