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HN:
-
性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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今月のJournal Clubが終わり、研修も中盤に入りました。
今回のJounrnal Clubは文献がCYP2C19のpolymorphismとClopidogrelの効果についてのもの。
話題性があるという理由でPreceptorは選んだらしいのですが、
内容は半分以上が遺伝子解析など基礎の分野、しかも2つのStudyをまとめたもの。
Preceptorは前日まで内容を読んでいなかったらしく、
その日の朝、会うなり謝られてしまいました。
発表の前から難しいと周囲がぼやいていた今回のJournal Club。
普通は4ページくらいのWrite Upを提出するところ、私は何とか6ページに。
プレゼンとともに高く評価してもらえました。
来月までの課題はWrite Upのスペルやタイプミスをなくすことと、
発音についてです。Preceptorによると、いくつかFunnyな発音があったようです。
この発音について、ResidencyのInterviewに向けてどうしたらいいか、
ということをPreceptorに相談したところ、事前に時間があれば発音をみてくれると 言ってくれました。本当に親切なPreceptorにめぐり合えました。

今週は薬剤師に付いて病棟で研修を受けました。
2日目からは、Pneumococcal VaccineとSmoking Cessationに関しては、
私自身でカウンセリングしたいと薬剤師にお願いしたところ、
快くOKしてもらえました。とはいっても、薬剤師が付いてきてくれたので、
まだまだ半人前です。
やはり患者さんの中には、私が全てを話しているのに、
私のほうは一切見ず薬剤師と全て会話をしようとする人も多く、
ここでもまた、外国人という壁があるなと改めて感じています。

薬剤師のフォローもまだたくさんありますが、
退院時指導もなんとか板についてきました。
今週は循環器の患者の多い病棟だったので、
Tikosynについても勉強できました。
そして月末の症例報告のプレゼン内容も決めました。
ACE阻害剤によるAngioedemaについてです。
研修先の薬剤師でも遭遇したことのある人が少ない上、
薬物療法やLabのモニタリングについてもとても興味深い症例でした。
少しハードルの高い内容になりそうですが、どうなるか楽しみです。

先週、私自身が積極的に介入したものの1つが
CrCLが低下してきている患者のナプロキセン中止の提案です。
実は研修先の病院では、患者一人ひとりのLabや薬物治療内容を
細かくチェックできるほど十分な臨床薬剤師が配置されているとは
言えない環境になっています。したがって、依頼のあったタスクを
中心に薬剤師は介入しています。

例えば、このナプロキセン服用中の患者の場合、ある抗生剤の
Renal Dosing Monitoringが薬剤師のタスクとして依頼されていました。
薬剤師はこの抗生剤だけを見ているようだったので、
CrCL<30を確認した時点で私は薬剤師にこのことを話しました。
薬剤師の許可のもと、中止の提案をカルテのProgress Noteに
書かせてもらいました。

こんなことをしているうちに、周りの薬剤師も私を評価してくれる
ようになり、それだけハードルも高くなっています。
ただ自分には周囲の評価が、外国人なのにーーという前提のもとでの
評価に過ぎないように思うこともあります。


忙しい薬剤師と違って、私は好きなだけ時間をかけて考える時間が
あるので、この提案ができたときはうれしかったです。


研修以外のことでもとにかく今月は忙しいです。自分で勝手に手を広げすぎたせいなのですが、 来月以降に良い成果が出るといいなと思ってます。
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