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HN:
-
性別:
非公開
自己紹介:
2005年3月 大学院修士課程医療薬学専攻(臨床薬学)修了
2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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大きな壁にぶち当たっています。

今月のプリセプターはプログラムで一番厳しい人と聞いていました。
そして、今月のMICUローテーションも一番ハードなローテーションだと聞いていました。

先週の一週間を終えた金曜日、残り3週間の研修内容について話し合いがあり、
厳しい通告をされました。
プリセプターには、私が薬剤師として有資格者であることが信じられないとのことです。
そして、今の私のスキルは、学生以下とも言われてしまいました。

残り3週間は、最低限の知識を詰め込む時間にあてることを優先し、
レジデントとしての研修は次の臨床研修の11月までお預けになりました。

今までの評価とのギャップにとまどう気持ちもありますが、
これが事実なのも自分で理解できます。
自分の記憶力や理解力のなさにあきれてしまいます。
それと同時に、努力では埋められない英語の壁に到達してしまったようにも思います。

カンザスでは知りえなかったハイレベルな世界にいられること、
それは私自身が望んだことではあるけれど、
果たして自分がこの中でやっていけるのか、
今の自分にはわかりません。

不安な中でも、今はただ、認めてもらえるようにがんばるしかありません。
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明日からMICUでのローテーションが始まります。
リサーチのプロポーザルやCritical Care関連の文献、
やることがどんどんたまってきて、
レジデントなんだなあと、実感しているところです。

先週末には週末のStaffing業務が始まりました。
土曜日には一応、薬剤師が付いてくれたものの、
システムのアップグレードに伴うトラブルの対応に追われて、
実質、単独で仕事をするハメに。
日曜日も同様に単独で業務にあたりました。

他のレジデントは、まだ資格がない等で週末も薬剤師に付くだけなのですが、
私は有資格者ということで、まだトレーニング中にもかかわらず、
1人でなんとかしなければいけない状況でした。
先月のミーティングでは誰か他の薬剤師のサポートを受けられる、
という約束だったのですが・・・。
判断に難しいものもあり、後々になってもこれで正しかったのか、
心配になったりもします。

ともあれ、12日間連続勤務を終えて、つかの間の週末、ゆっくり休みました。
明日から、どんな一ヶ月になるのか楽しみです。


先週末にAdvanced Cardiac Life Supportの講習を受けてきました。
レジデンシープログラムによっては認定証取得が必須のところもあるようなのですが、
うちのプログラムではオプショナルです。
そして、いまのところプログラム内では私がただ1人のACLS認定レジデントです。

普通は二日間に分かれているのですが、私は一日の集中講習を受けてきました。
集中講習は医師やERの看護師など、
Code Response経験者向けと書いてあったので、内心不安でした。

受講生は医学生や医師レジデント、フェロー、ナースプラクテショナー、そして看護師
といった顔ぶれで薬剤師は私一人だけでした。
チームに分かれての実習ではインストラクターが医師レジデントだったのですが、
とても親切な人で助けられました。
私が心電図の読み取りに苦労していたので、休み時間に一対一で教えてもらえました。
そのおかげで、今までQTc 500msecなどと言葉でしか知らなかったものが、
実際の心電図の升目から読み取る方法がわかるようになったり、
さらには、Second Degree Block のType I とType IIの違いが読み取れるようになったり、
チームの皆からも褒めてもらえるくらい上達しました。

教習本を読んで、心電図を暗記してはいったのですが、
実際にプロを前にしてみると、全くの素人なのではじめは焦りました。
当初は、薬剤師が心電図を読める必要はないよね・・・
なんてチームメイトに同情されていましたが、
なんとか認定証をもらえました。
試験自体は簡単なものでした。

講習の後半にはMegaCodeといって実際の起こりそうな症例を想定して、
チーム内で役割分担をしながら実習をするというものがありました。
薬剤師がチームリーダーになることは実際にはないのですが、
当日は私もチームリーダーになって、薬剤師役の医師に
薬剤の準備指示をしたり、医師役のレジデントにショックの指示をしたりと、
非常に面白い体験をしてきました。
症例はたとえば、病院の循環器ICUの患者の病状が
頻脈から心房細動、そしてPulseless Electronic Activityに変動した、
というような具合で10分程度のものをいろいろと練習しました。

また、薬剤のチョイスや投与量の知識は完璧だったので、
医師や看護師のチームメイトの中で、
薬剤師としての面子は保てました。
オリエンテーションで学んだ知識が役に立ちました。

去年のローテーション中に出会った薬剤師の中に、
Code Blueに駆けつけた直後に心電図を見て即座に
心房細動のアルゴリズムの順番に薬剤を準備し始めた人がいました。
私が今、目標にしている薬剤師の1人です。
彼女に少しは近づけたかな・・・と思います。

そして何よりうれしかったのは、CodeやRepid Responseのチームの中で
薬剤師の存在が確立していると実感できたことです。
日本にいるころ、薬剤師が心電図やレントゲン写真を読み取れる必要があるのか、
といった議論を耳にすることがありました。
今現在のアメリカでも、心電図を読み取る技術は薬剤師にとって必須ではありません。
ただ、多くのレジデンシー経験者がACLS認定を取得しているという
のは非常に興味深い事実だと思います。

そんなことを考えた週末でした。
大きな組織の弱点はなんといっても連絡の不備や行き違いなのだろう。
そんなことを実感しています。
独立記念日明けの昨日は、薬剤師が二人も不足する事態に。
というのも、シフト変更が週末の間に行われたのを知らされず、遅番だと思っていたようです。
そんなわけで、私が付いた薬剤師は一日中携帯電話二つ体制でした。
つまり複数のチームの掛け持ちです。

そして今朝・・・
昨日私が付いた薬剤師が休みを返上して急遽シフトに入り、
今日は3つの携帯を持ち歩いていました。
この薬剤師が遅れてくることを知らされなかったわたしは薬局を行ったり来たり。
この連絡の無いシステム、どうにかならないかと思います。
この薬剤師に付いたために、ERに行ってTrauma Responseに立ち会って、
今度はIntensive Care Nursery の回診に途中参加して・・・・
というようなトレーニングところではない一日でした。
とはいっても、私は薬剤師にくっついていただけですけどね。

そして、院内の薬剤師の人員不足が深刻で、
異常な事態だということがだんだん分かってきました。
Staff Pharmacistにとってはダブルシフトといって2つのシフトに
連続して入ることも珍しくないようです。
今年は特に、まだトレーニング中の新人が多いことが影響しているようです。
アメリカにも超過勤務というのがあるのだな、と知りました。

今週もまた、Medical Rapid Responseの館内放送があるたびに病院内を駆け回っています。
今日は一回、迷った挙句に場所が特定できないまま退散してしまいました。。。
場所の聞き取りに早く慣れなければと思います。

まだレジデンシーのオリエンテーション中です。

先週はプログラムディレクターとの面談があり、
話の内容は自分自身の長所と短所について。
この面談の後、今年の目標についてのプランを練り上げるよう課題が出ました。
この目標の1つには余暇についても入れなければなりません。
レジデント仲間は、「週に一回は泳ぐ」とか、スポーツ関連をあげた人が多かったのですが、
私はディレクターの指示で、
「毎月、フィラデルフィア市内の歴史的な場所を見学してくる」ことと、
「毎週1本、アメリカンジョークを学べる映画をみる」こと
になってしまいました。
来週末には、ディレクターが奥様と一緒にイタリアンマーケットに連れて行ってくれるらしいです。

先週末はその前の週末に引き続き、大学近郊のバーでパーティでした。
今回は、レジデントの修了パーティだったので、
プリセプターも勢ぞろいだったのですが、皆さんよく飲む!
そして、2次会にまで数人のプリセプターも参加し、
皆で酔っ払いダンスを繰り広げていました。
私は何度もダンスに引きずり込まれそうになりながらもなんとか回避し、
数人と共に、テーブルに座って眺めていました。
というのも、お店の外をタクシーが走っている気配が無い上に、車も持っていないので、
誰かが帰るのを待つ以外に帰る手立てがなくなってしまったのです。
こういうところで、治安を心配する不便さを感じます。

何はともあれ、この2次会では皆の面白い一面を垣間見れて、楽しいひとときでした。
特に、プリセプターとレジデントが一緒に飲むという光景は先週に引き続きだったのですが、
プログラムの中でのプリセプターとレジデントの関係が非常に良いことを実感できて、
これからの一年が楽しみになってきました。

明日は、アドバイザーのマッチングのための面談があり、
金曜日に例のダンスを目撃したプリセプターに会います。
会う瞬間に吹き出してしまわないように気をつけたいと思います(笑)。

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