■ レジデンシー修了

一昨日、レジデンシーが修了しました。
他のレジデントは今月末までなのですが、
私は就労許可が13日までだったので、
通常よりもローテーションが一ヶ月分少ない
カリキュラムを組んでもらいました。
その分、いろいろな課題を終える期間が短く、
Eastern State Conferenceへの出席を諦めて
ローテーションを優先させるなど、
いろいろな調整が必要でした。
それでもなんとか、修了証をもらえることになりました。

リサーチのデータ収集を続行させてもらえることになったので、
レジデンシーが終わってももうしばらくは、病院に顔を出すことになりました。
明日はDrug Use Evaluationの調査結果の発表があります。
プリセプターが代理で発表することに一度は決まったのですが、
なんとか説得して私が発表させてもらえることになりました。

まだまだ忙しい日々は続きます。

■ 3月11日

このたびの地震で被害に遭われた方々に対し、深くお悔やみ申し上げます。

■ 雪！

先週は30センチ以上の積雪があり、フィラデルフィア市内のバスが終日全線ストップしました。
そんなわけで、雪道を徒歩で1時間弱かけて通勤しました。
きっとそんなこともフィラデルフィアでの思い出の1つになるのでしょう。

カリフォルニア州の薬剤師免許試験の合格通知が今日届きました。
12月の上旬に受けて結果が届くまでに一ヵ月半。
いやはや、聞いていた以上の手続きの遅さに驚いています。

ともあれ、Midyearで11の面接を受け、勤務先の病院のShowcaseの手伝いをし、
他のResidency Showcaseを見てまわり、ポスター発表を2つこなして、
その週に試験を受けるという、
周囲の言う、Crazy まさにそんな1週間に受けた試験でしたが、
ひとまず、合格できたことに安心しています。
とはいっても、カリフォルニアで働く予定は今のところありませんが・・・。

あと二日でいよいよGrand Round発表です。
私のテーマはというと、
Kampo-Japanese Traditional Herbal Medicine
です。
いまさらながら、難しいトピックを選んだと思います。
いろいろなテーマを考えたとき、
私だからできることを考えたとき、
テーマは日本のことしかないと思いました。
Clinical Evidenceに説得力をもたせ、
なおかつ、こちらでの日常の業務といかにリンクさせるかというのは、
ここ2ヶ月の最大のテーマでした。
元漢方部の意地の見せ所です。

去年の今頃、今の病院の面接で訴えたことの1つ、
それは、私の経験やユニークなバックグラウンドを
同僚と共有したいということでした。
アメリカ人でない私だからこそ出来ることをアピールすることに必死でした。
先週、同僚の誕生日に抹茶ケーキを作ってもって行きました。
日本人であることの意識は海外に出たからこそ強くなったと思います。

のこり半年を切ったフィラデルフィアでの研修生活、
限られた時間のなかでベストを尽くすのみです。

■ インタビュー

今日は正月以来の休日です。
とはいっても、今日もGrand Roundsの発表の準備に追われています。

今年もインタビューの季節がやってきました。
去年の今頃は、レジデンシープログラムーの書類審査と面接の招待を待ちながら一喜一憂していたものです。

今年は出願先の締め切りの多くが昨日と遅かったこともあって、
書類審査の結果は来週以降というところが多いと思います。

昨日の夕方に1つのプログラムから面接の招待を頂きました。
レジデンシーの受験と並行して仕事探しもしているので
これから一体いくつの面接を受けることになるのか、見当もつきません。
とはいっても、面接に呼ばれるだけ幸運だと思います。

今年は学生の立場だった去年と違って、
現在所属しているプログラムの面接の手伝いがあります。
私の病院は一年目と二年目の両方を募集していることもあり、
1月の最後の金曜日から3月の初めまで、毎週金曜日と一部の月曜日は、
朝の挨拶に始まり、病院のツアーや昼食、そして面接後の話し合いなど
色々な手伝いがあります。
そんな関係で金曜日は自身の面接には行けません。
さらに毎週木曜日には学生を受け持つので、
休む場合にはその調整も必要です。

さらに、2/1のGrand Roundsの準備は佳境を向かえ、
リサーチ、ＤＵＥ、モノグラフなど、
いろいろなことが並行して進んでいます。

■ 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

昨年度中はブログを通じて、たくさんの励ましのメッセージを頂きました。
ありがとうございました。
周囲に支えられているからこそ、今こうしてやってこれていると思います。

リサーチやGrand Roundsの発表準備に追われながら、新年を迎えました。
レジデンシーは残り半年を切りましたが、いろいろな予定が立て込んでいるので、前半以上に忙しい日々になりそうです。

今月からは、薬学部3年生の早期体験実習の指導薬剤師を務めます。
毎週木曜日の午前中というスケジュールで10週間の長丁場になります。
また、来年のレジデント候補者の受験面接の手伝い、
自分自身の面接、
2月1日のＧｒａｎｄ　Ｒｏｕｎｄｓ、
リサーチのデータ収集、
Drug Use Evaluation（ＤＵＥ）のデーター収集、
そしてローテーションなど。

とくにリサーチは切羽詰っている状況です。
途中経過のデータからPowerを再計算したところ、
いまの数では全然足りないことが判明。
カルテ調査の数は当初の予想500人分から1550人分に膨らませざるをえない状況になりそうです。

そしてＤＵＥも大変なことになっています。
うちの病院のプログラムでは昨年まで、リサーチはやらない代わりに、
DUEを地域の学会で発表してプログラムを修了することが通例になっていました。
ですから、DUEといっても規模としては大きいプロジェクトになっています。
私はディレクターの手違いで患者リストが手に入らず、
やむなく現在の入院患者のデータを病棟を回って収集する方向になりました。
先週からようやくデータ収集を開始し、終了は3月末になりそうです。
これと並行してリサーチを行うというのは、仕事量として前年までの比ではありません。
さらに昨年はアドバイザーの手違いで、全てのレジデントのリサーチのＩＲＢの申請が一度却下されました。
そんなこともあって、予定が全て押しているという状況です。

まだまだ山あり谷ありの日々が続きそうです。