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2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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先週は寝不足続きで胃の調子までおかしくなった。毎日復習していればこんなことにはならないんだけど、毎週、試験があるとその科目に時間を取られて、他の科目をついつい後回しにしてしまうのが悪い癖。
でも、まわりでも皆、徹夜つづきだったようで。。。
一昨日の夜中なんて、午前4時半にキャンパス内だけが突然停電。あわてて買ったばかりの懐中電灯を取り出すも、試験準備をあきらめ就寝。
翌日、クラスメイトにこの停電のことを話すと、なんとその子もその時勉強していた!やっぱり薬学生は夜なべ族だね。ちなみにこの日は朝から4コマあって、3限目に中間試験、4限目に小テストがありました。みんな、小テストはあきらめた~なんて言っていたけれど、本当は皆、しっかり準備しているんだよね。実は。。。
先週はTop50 Drugsのテストもありました。今学期の初めに、表が配布されていました。各薬剤ごとに、商品名、一般名、治療カテゴリ(Anti-Ulcerなど)、Pharmaceutical カテゴリ(PPIなど)、常用量の5つの列になっています、試験では、その表の中の20の薬剤が出題されます。試験問題はその表そのままで、一般名だけが書かれた行、商品名だけが書かれた行が10つずつあり、のこりの部分を45分の間にすべて埋めるというものでした。
今回の試験、スペルミスが無ければ満点をとれそう。。。Top100のテストが来月あります。
実は先々週の実習はゲームでした。その名も”DRUGO"。ようは、ビンゴのDrug50バージョンです。縦の5列が上記の分類、各マスに一般名か商品名が書かれています。先生がビンゴゲームのおもちゃから出る玉の番号から、あらかじめ決めておいた文章を読み上げます。「常用量の列で、0.1mg QD(一日一回)」とか「治療カテゴリのAntibiotics」という感じです。例えばAntibioticsの場合は、その列に書かれている一般名、あるいは商品名のうち、抗生剤をすべてマークしなければなりません。暗記していないと、ビンゴに辿り着けない仕組みです。このゲーム、後半には、ビンゴカードを同時に2枚、3枚、4枚と持つように言われ、汗だくでした。
それにしてもこんなゲームを実習でするなんて面白い!みんな熱中してましたよ。ちなみに賞品はチョコレートとキャンディーでした。私は残念ながら獲得できませんでした。とほほ。
月曜日になってDeanから皆にEmailで連絡があり、学年代表の子が率先して、お悔やみのカードをまわしてくれた。アメリカでも、お香典のように、Donationというのがあるんですね。カードと一緒に封筒も回覧されて、それぞれ現金や小切手を入れていた。
今日は例のPharmacologyのクラスで講師がいつものように10分遅れてくるなり、TAに対する文句をDeanに訴えたことを怒りだした。しかも、我々学生の中で、今後Academic Misconductをした人を見つけたら、私も直ちにDeanに報告しますから・・・と報復じみた発言。なんか間違っているような・・・。そもそもTAの言動とAcademic Misconductは関係ないし・・・しかも、我々はそんなことをしたら直ちに学部追放だから、Deanに報告するのは当たり前では。。。?何を言っているのだろう。。。と皆呆れ顔だった。しかも、本来ならば、監督者であるこの講師にも責任があるはず。クイズの問題を作らせたり、このTAに丸投げしていた点も否めない。まだ経験の浅いTAだったのだし。。。結局、このTAはクビになった。このクラスは今後、TAなしということらしい。
この講師は、頻繁に体調不良になる(特に月曜日)ので、既に何度も休講になっている。今週の月曜日も突然授業の時間になってキャンセル。しかも、毎回遅刻してくるのは信じられない。いつも来るなりTransportation Problemと弁解している。昼の12時からのクラスでラッシュアワーはとっくに過ぎているというのに。さらに、明日は例のクラスメイトのお子さんの葬儀になるべく多くの人に参列してほしい。。。という理由でまたキャンセルになった。。
明日のことは仕方が無いとしても、このしわ寄せが来週以降の授業の進度に影響しないことを祈るばかりだ。
試験だ、試験だ、といいつつ、初めてアカデミー賞の中継を観たり(でも、Pharmacologyの教科書を読んでいる間に、渡辺謙が登場するシーンを見逃ししまったのでショック・・・何のためにテレビをつけていたんだか。。。)、日本食のパーティをしたり、仕事をしたり。。。してます。
そういえば先月、Field TripでLawrence Memorial HospitalとKU Medical Center(KUMC)に行って来ました。こちらの病院って、薬局にヒル(蛭)がいるんですよね。シアトルの病院を見学したときにも、同じように蛭を見ました。今回も、シアトルでもそうだったのだけれど、ツアーをしてくれた薬剤師はこの蛭をすごく面白がって見せてくれるんですよ。まるで子供が山でカブトムシを取ったときのように(笑)。この蛭、主に熱傷患者の患部の回復を早めるために使われるんですって。ちなみに、シアトルで私がした素朴な質問。この蛭、死ぬまで何度も再利用するのか?そんなことはなくて一度きりの使い捨てですって。血液と同様の廃棄処理をしなければならないそうです。
と、くだらないことを書いてしまいましたが。。。このField Tripでは、病院の規模や特色の違いによって薬局の役割が異なっているのが印象深かったですね。Lawrenceの病院は200床弱の地域病院ですが、KUMCはこの地域の中核病院です。ローレンス市内からも、重症患者がヘリコプターで運ばれます(ちなみに、患者は輸送費として$7,000を請求されるとの噂)。特にDrug Information Centerと、その中に併設されているPoison Control Centerは近隣の州からの依頼もあるほど有名です。建物ごとに循環器、腎移植など専門が分かれていて、専門薬剤師も多数在籍しています。中央薬局には、Carouselという巨大な自動調剤マシーンが動き、全ての薬剤をバーコードで管理しています。まるで工場さながらの光景でした。薬局内での薬剤師の業務といえば専ら、病棟からスキャンされて送られてきた、オーダーの画像を見て、処方を入力する業務。特大サイズのコーラを片手に、椅子から立ち上がることも無く仕事をしてました。KUMCのもう1つの特徴は、Nuclear Pharmacyがあって、専門薬剤師が働いていることです。多くの病院では外注する調製も、ここでは病院内で行っています。
今回は臨床薬剤師の業務については見学できなかったのですが、ここで毎日研修が受けられる3年後が楽しみです。
"If you are confused, just reboot it!"
NSAIDs. "What does that mean? Well, who cares!!"
When you add salt to soda after it has stopped fizzing: "The salt says, 'move over CO2, I need some water!'"
なんだかね最近、先生たちが学生を爆笑の渦に巻き込んでます。独特の格言(?)で。英語が母国語でない先生の話は時として新鮮で、アメリカ人のつぼにはまるらしい。
やれやれ、今週は4つも試験があるよ。今日のは簡単だったから良かったけれど、問題は金曜日。そういえば「10日間で試験が7つ」って言っていたクラスメイトもいたっけ。むむむ。。。たしかに。
まったく、まったく。。。が口癖の今日この頃。
昨日はGTAに振り回された一日。GTAとは大学院生のティーチングアシスタントのこと。薬学部では、もともとPhDの薬学生はいないのと、授業内容のレベルも高学年用のものなので、TAが付く授業はめずらしい。このTAもUndergraduateでは免疫学を専攻していて、今は薬理学の博士課程の1年目。考えてみると、クラスメイトの中には既に生物などの学位を持っている人も多いので、知識にあまり差が無い。しかも、今学期の後半には、彼の専門外の分野に移るので、はっきりいって何も教えられないだろう。
このTA、毎週日曜の午後にレビューセッションを開いていて、月曜に行われるクイズのヒントを教えてくれる。なのでこのセッションに出れば、ほぼ満点近い点数が取れる。ところが昨日の朝になって突然キャンセルしたかと思うと、インターネット上の掲示板でセッションを行うと、勝手にアナウンスしてきた。週末は働いている人も多いというのに、午後1時に掲示板を開き、夜の8時くらいまで、少しずつ○○について説明せよ、といったような質問を出し始めた。しかもこれが教科書には載っていない内容で、Googleで調べたりしなきゃならない。さらに、いろんな人があちらこちらから情報を書き込むもんだから、情報量があっという間にふくらみ、スレッドを読むので精一杯。んで結局夜10時くらいまでパソコンに向かっていたけれど、なにを覚えたらよいのかさっぱりだった。友達に電話してどうする~なんて話しても、みんな不安がっている。
しかも夜中になって帰宅してEmailを受信した人なんて、TAからのメールを一度に13通も受信してビックリ。しかも、書き込んだ人は、グレードがAとBのボーダーにあった場合にAにします・・・というアナウンスまでも。そんなわけで、抗議の書き込みがひっきりなし。おまけにTAを誹謗中傷する書き込みまであった。
今朝になって、このPharmacologyのクラスになぜかAssociate Deanが聴講に来ていた。複数の学生が不満を訴えたらしい。TAとしては、特にレビューセッションはノルマではなかったけれど、学生のためを思ってやっていたということ。12時間も費やしたのに、不満続出でTAも踏んだり蹴ったりという表情だった。
でも、私が一番頭に来たのは、TAを誹謗中傷したクラスメイト。直接Emailを送った人もいるし、掲示板に髪型をからかう書き込みをした人も。
ある学生は、 "we are in a professional program and should be treated that way,"って書き込んでて、みんながTAを攻めているけれど、果たして君たちはProfessional Programの学生として振舞っている??って言いたいのだ。なんだかいじめみたい・・・。
そんなわけで、今朝教室に現れたAssociate DeanにEmailを送った。どうなるのだろう??