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2005年8月 渡米、カンザス大学Pre-Pharmacy課程編入
2006年8月 カンザス大学薬学部Doctor of Pharmacy課程入学
2010年5月 卒業、Doctor of Pharmacy Degree 取得
2010年6月 ペンシルベニア州フィラデルフィアの大学病院にてPharmacy Practice Residentとして勤務
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今学期に履修している科目の中で、一番ついていけるか不安だったこの科目。
「英語で薬事法規を学ぶなんて難しそう!」
という理由からでした。去年までのカリキュラムでは、法律関連は5年生で受講していたようなのですが、今年から3年生で週に一度履修することになりました。というのも、インターンとして薬局で既に働いている学生も多いのと、州の法律とFederalの法律の両方が複雑に絡んでいて一度に全て習うと混乱するということが理由としてあったようです。
例えば、Controlled Substances。 モルヒネなどの麻薬や、ベンゾジアゼピン系などの向精神薬が含まれているので、アメリカ版の麻薬・向精神薬取締法と言えると思います。Federalの法律ではこれらの薬剤を含む処方箋は最低2年間薬局で保管しなければならないとなっているのですが、カンザス州の法律では5年間です。したがって、カンザス州内にある薬局では5年間の保管が義務付けられています。混乱しやすいのは、薬学部卒業後、薬剤師になるために受験する試験も、州の試験と国の試験と二つあり、両者で答えが異なる場合があるようです。なので毎回Federal Lawでは○○だけどState Lawでは××という風に習いました。
秋休み前までにこの法律の授業は終わり、今はトピックスがEthicsに移りました。今度も別の意味で難しいです。なぜ、どのような点が倫理的に問題なのか、ということを論理的に説明しなければならないので、他の授業よりも言葉の壁を感じてしまいます。
先週、次学期の授業登録をしました。毎年この時期になると決まって、「どの科目取った~?」というのが友人同士での話題の一つになります。
薬学部ではほとんどが必修科目なので、定員も105人。なので定員が埋まってしまって取れなかった・・・なんてことはないはず・・・なんて悠長に考えていたら、次学期から選択科目を取らないといけないことが判明。案の定、面白くて楽な科目と噂になっていたあの科目はもういっぱいでした。
カンザス大学では成績の閲覧や授業で使う資料のダウンロードから授業料の支払いに至るまで、ウェブ上で行うシステムをとっています(もう、どの大学でも当たり前なのでしょうか?)。取得単位数に応じて登録日が割り当てられていて、高学年になればなるほど早く登録が出来ます。薬学部の場合、これが複雑です。というのも、Pre-Pharmacyを最短の2年で終えて薬学部に入った人と、すでに化学などの学位を取得して入った人とでは既取得単位数に差があるので、前者の場合には登録日がかなり遅くなるようです。
ちなみに、来学期は16単位を取ります。
Medicinal Biochemistry II
Principles of Solution/Dosage Forms
Pharmacology II
Pharmacy Practice II
Pharmacy Practice Laboratory
Immunization Theory and Practice
Medical Terminology (Elective)
やっとPharmacy Practiceを本格的に取れるようになります。
ずっとブログをはじめようと思っていたけれど、先延ばしになっていました。
今日、ようやく立ち上げました!
日本とアメリカの両方で薬学部教育を受けられるなんて、私はとってもぜいたくなことをしているんだな・・・とつくづく思います。
毎日新しい発見があったり、色々と考えたりすることも多いので、それらをこのブログを通じて多くの人と共有したいと思っています。